
水回りの中でも特に使用頻度が高く、汚れやすいのが「トイレ」です。 トイレを清潔に保つことによって、毎日快適に生活できるようになります。 また、トイレは運気を上げる場所ともいわれているため、正しい知識を身につけた上で掃除や装飾を行うのがおすすめです。 今回は、トイレの風水に焦点を当て、運気アップに繋がるインテリアやカラーを深掘りしていきます。
トイレには悪い気が溜まりやすい?
トイレは常の水が溜まっている場所であり、なおかつ排泄をする場所ということもあって、使い方次第では悪い気が溜まって運気が下がるといわれています。もちろん、信じるかどうかはそれぞれの価値観次第ということになりますが、トイレに清潔感がないと気分が落ち込んでしまいますよね。
運気を上げ、日常生活の快適性を高めていくためには、トイレの風水を理解し、正しい方法でお掃除や装飾を行うことが大切といえるのです。
運気アップに繋がるトイレのインテリア
トイレに置くと運気が上がるといわれているインテリアは、以下3つです。
- ・観葉植物
- ・芳香剤
- ・トイレマット
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
観葉植物
観葉植物は、風水的に良いとされているアイテムです。中でもおすすめなのが、サルスベリのような葉がとがっている観葉植物です。
このような観葉植物は、トイレに溜まってしまった陰の気を取り払うともいわれています。
また、光が少ない環境でも育ちやすく、空気清浄の効果もあるため一石二鳥といえるでしょう。
ただし、トイレは観葉植物の育成に適した環境とはいえないため、大きすぎるものは避け、水やりは控えめにするのがおすすめです。
芳香剤

トイレのニオイはとても不快であり、嫌なニオイが充満しているとストレスが溜まってしまいます。そんなときにおすすめなのが、芳香剤です。
香りは基本的に何でも良いですが、
- ・レモン
- ・ラベンダー
- ・ユーカリ
などの香りは特に消臭効果が高く、リラックス効果にも期待できますのでおすすめです。
トイレマット
トイレに限らず、お家の風水では布類に気が溜まりやすいと考えられています。このような観点を重視する場合は、無理にトイレマットを置く必要はありません。
ただ、トイレマットには「悪い気を遮断する」といった効果もあるそうです。
トイレマットを置いておくことによって、足の裏についた悪い気を吸収してくれるともいわれています。
ただし、布類は気を吸収しやすいといわれているアイテムですので、こまめに洗濯をして清潔な状態を維持しましょう。
【方角別】運気が上がるトイレのカラーとは?

トイレの風水を考えるときは、カラーが物凄く重要です。
ただ、トイレのカラーは方角によっても変わってくるため、自宅のトイレの方角を確認しながら考えていく必要があります。
以下、方角別のおすすめカラーをいくつか紹介していきます。
北
北は日が入らず、暗くて冷えやすいイメージがあるため、白を取り入れるのがおすすめです。白は清潔感があるため、気分も明るくしてくれるでしょう。
また、トイレマットや小物との相性も良いため、インテリアとも合わせやすいカラーといえます。
その他、アイボリー・グリーンも北のトイレと相性が良いカラーといわれていますので、ぜひ取り入れてみてください。
東
東のトイレは“木の気”を持つともいわれています。そのため、明るめのグリーンを取り入れるのがおすすめです。
また、水のイメージが強いブルーを取り入れても良いでしょう。
その他、オレンジとも相性が良い方角といわれていますので、バランスを考慮しながら上手に取り入れてみてください。
南
南は“火の気”を持つ方角ともいわれています。このようなことから、火が良く燃えるような木を連想させるグリーンを取り入れるのがおすすめです。
トイレ全体をグリーンで統一しても良いですし、観葉植物で差し色を加えても良いでしょう。
その他、イエロー・黄土色なども相性が良いといわれていますので、ワンポイントで取り入れてみることをおすすめします。
西
西は金の気を持つ方角です。その名の通り、金運アップに期待できる方角でもありますので、イエローをベースに考えるのがおすすめです。
ただ、トイレを全面的にイエローにすると賑やかで落ち着かない雰囲気になってしまいますので、白やピンクと組み合わせながらバランスよくコーディネートしてみましょう。
トイレに置いてはいけないもの
気分を明るくするために、様々なアイテムで飾り付けをしている方はたくさんいるでしょう。
ただ、トイレには風水と相性が悪いものがいくつか存在しています。
代表的なものは、以下の5つです。
- ・カレンダーや時計
- ・本や雑誌
- ・むき出しのトイレットペーパー
- ・葉が丸まっている観葉植物
- ・人が写っている写真
カレンダーや時計
トイレにカレンダーや時計を置くのはおすすめできません。 時間を示すアイテムを置いてしまうと、その空間で過ごす時間を意識してしまうため、焦りを感じてしまう可能性が高くなります。 日本人は時間に敏感であり、この国民性が無意識にストレスを生んでしまいますので、時間や日時を連想させるようなものは置かないようにしましょう。
本や雑誌

快適な空間を作ることは大切ですが、そもそもトイレは排泄をするための場所であり、長居する場所ではありません。 このような空間に本や雑誌を置いてしまうと、滞在時間が長くなり、運気の流れを悪くするといわれています。 そのため、できるだけ本や雑誌はおかず、用を足してすぐに出られるような状態にしておきましょう。
むき出しのトイレットペーパー
トイレに大量のトイレットペーパーをむき出し状態で保管してしまっている方もいると思いますが、これもNGです。
トイレットペーパーは気を吸収するといわれていて、大量に溜め込むと悪い気を吸ってしまいます。
その他、ほこりや湿気を吸い込むため、衛生的にも問題が生じてしまいます。
トイレットペーパーをしまっておくときは、トイレ内にあるラックや、トイレの外にある棚などにしまっておきましょう。
葉が丸まっている観葉植物
葉がとがっている観葉植物は、トイレの風水と相性が良いです。
逆に、葉が丸くて大きな形をした観葉植物は、陰の気を集めてしまうためあまりおすすめできません。
中には「観葉植物なら何でも良い」と考えてしまっている方もいますが、実際は置いて良い観葉植物と、置かない方が良い観葉植物がありますので注意してください。
人が写っている写真
人が写っている写真をトイレに置くのはやめた方が良いです。 トイレは不浄の場所と考えられており、そのような場所に人が写った写真を置くと悪い気が移ってしまうと考えられています。 何らかのアイテムを飾りたいという場合は、抽象的なアートや中立的な装飾を選ぶのがおすすめです。
トイレの運気を上げる風水テクニック
トイレの運気は、日々の使い方によっても大幅にアップさせられます。
以下、運気を上げるためのちょっとした風水テクニックについて、詳しく見ていきましょう。
トイレの蓋は必ず閉める
便器内に溜まっている水は、風水的にはあまりよくないものとして考えられています。
なぜなら、排泄物を流すための水だからです。
運気をアップさせるためには、使用後に蓋を閉じる癖をつけることが大切です。
そうすれば、悪い気を溜め込まずに済みますし、何より悪臭を防止できるようになります。
その他、ウイルスの飛散も防ぎやすくなりますので、トイレ使用時のルールとして定着させましょう。
1日1回は必ず換気をする
トイレには悪い気が溜まりやすいと考えられているため、最低でも1日1回は換気をするようにしましょう。 換気を行うことによって、空気を入れ替えられるため悪臭を防ぎつつ、悪い気を外に逃がしやすくなります。 集合住宅などで、トイレに窓がついていない場合などは換気扇を回しておくだけでも十分ですので、忘れずに行ってください。
常に清潔な状態を維持する

風水的に良いトイレを作るためには、常に清潔な状態を維持することが大切です。
こまめに掃除をすることによって、汚れやニオイを除去しやすくなります。
中には、トイレ掃除が苦手な方もいると思いますが、毎日こまめに掃除をしていれば極端に汚れが溜まってしまうことはありません。
拭き掃除や掃除機など、隙間時間で行える掃除はたくさんありますので、トイレに入ったら何らかの掃除をして出てくる習慣をつけましょう。
マットやスリッパを定期的に取り替える
トイレに置いてあるマットやスリッパには、雑菌が付着しやすく、風水的に見ると悪い気が蓄積しやすいと考えられています。 そのため、定期的に新しいものに取り換えるのがおすすめです。 頻繁に交換する必要はありませんが、半年あるいは1年に1回取り替えることによって、清潔な状態を維持しつつ、風水的に良い空間を作れるようになります。
良い香りを維持する
トイレに悪臭が溜まると、運気が下降しやすくなるといわれています。
トイレは排泄をする場所であり、どれだけ掃除をしていてもニオイが付着してしまうことがありますので注意が必要です。
そんなときは、芳香剤を上手に活用して、常に良い香りを維持しておきましょう。
そうすることによって、気持ちよくトイレを使えるようになるだけでなく、運気の下降も防ぎやすくなります。
まとめ
トイレは、住宅の風水において重要な役割を果たしている場所です。
他の部分で風水を意識していても、トイレが汚ければ運気が下降してしまいます。
今回紹介したポイントを参考にすることによって、快適な空間、風水的に良い空間を作れるようになります。
ただ、トイレの風水は方角によっても変わりますので、まずは自宅のトイレがどの方角にあるかを確認してみましょう。
また、良かれと思って置いているインテリアが風水的にNGということもよくありますので、もう一度自宅のトイレを確認してみてください。