解散総選挙とは?メリットやデメリット、国民ができることを紹介!

日本全体の決め事をする際に強い権力を持つ国会。 そんな国会には、衆議院と参議院がいます。 それぞれに任期が定められていて、衆議院の場合は4年となっています。 ただ、衆議院に限り、内閣総理大臣の意向によって任期満了前に解散させることができるのです。 このときに登場するのが「解散総選挙」という言葉です。 今回は、そんな解散総選挙の仕組み特徴、メリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

解散総選挙とは?

解散総選挙について理解を深めるには、解散という言葉と、総選挙という言葉を分けて考える必要があります。
解散とは衆議院の解散のことであり、総選挙とは解散を行った後(40日以内)に行われる総選挙のことです。つまり、解散総選挙とは「現在の衆議院を一旦リセットして、新たに選び直すこと」を指すのです。衆議院の解散は、内閣総理大臣の一声で実行されます。わかりやすくいえば、内閣総理大臣の都合の良いときに解散総選挙を行えるということです。
ちなみに、衆議院の任期は4年となっていますが、期間満了による解散は1976年の1回のみとなっています。

解散総選挙で何が変わる?

解散総選挙を行うと、衆議院が入れ替わります。衆議院が入れ替わるということは、政治の進め方やあり方が変わるということですので、結果として世の中の流れも変わる可能性が高いです。

ただし、必ずしも良い方向に変わっていくとは限りません。場合によっては、今よりもさらに国民の反感を買うような施策が実施されるケースもあるため、自分の大切な1票をどうすべきなのかということをしっかり考える必要があります。

解散総選挙はいつやる?

解散総選挙は、以下のような場合に行われることが多いです。

  • ・国会と意見が対立したとき
  • ・国民の考えを知りたいとき

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

国会と意見が対立したとき

様々な議案を巡り、内閣と国会で意見が対立してしまうことは珍しくありません。 このような場合、内閣総理大臣は「国民の意見を聞きたい」という理由で衆議院を解散させ、再度選挙を行うことがあります。 その結果、総理と同じ考えを持つ議員が多く当選した場合、国民の理解や後押しを得られたということになり、反対意見を持つ議員を納得させやすくなるのです。

国民の考えを知りたいとき

国民の考えを知りたいときに衆議院を解散させることも多いです。 再選挙の結果、総理と同じ考えを持つ議員が多く当選した場合、これまでの政策や考え方を国民に認めてもらえたということになるため、その後の政策を進めやすくなります。
s つまり、解散総選挙は内閣総理大臣が「味方を増やしたい」と考えたときに行われる選挙でもあるということです。

解散総選挙のメリット、デメリット

では次に、解散総選挙を行うメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

メリット

解散総選挙を行うメリットは、以下の通りです。

  • ・国民の意思を再確認できる
  • ・新たな政策に対して国民からの後押しを受けられる場合がある
  • ・政治の停滞を打開できる可能性がある

解散総選挙は、
「様々な反対意見が出ていますが、国民の皆さんはどう思いますか?」
「こんな政策を考えていますが、国民の皆さんはどう思いますか?」
というように、内閣総理大臣が国民の意見を聞きたいとき、あるいは国民からの後押しを受けたいときに行われることが多いです。
うまくいけば、国民の意思を再確認しつつ、後押しを受けられるようになります。

デメリット

解散総選挙を行うデメリットは、以下の通りです。

  • ・政治の安定性を損なうことがある
  • ・高額な費用がかかる

解散総選挙によって、内閣総理大臣と同じ考えを持つ議員が多く当選すれば良いですが、そうでない場合は逆に立場が危うくなります。 また、頻繁に行うと国民の政治に対する関心が薄れ、安定性を失ってしまう可能性が高くなるのです。

さらに、解散総選挙には約650億円という高額な費用がかかり、国の財源を圧迫する恐れがあります。 このような点も、解散総選挙における大きなデメリット・リスクといえるでしょう。

解散総選挙で国民ができること

解散総選挙は、国の未来を左右する重要な選挙です。
ただ、中には「そもそも自分たちには何ができるの?」という疑問を抱えている方もいると思います。我々国民が解散総選挙のときにできることは「投票」です。わかりやすくいえば、選挙に行って自分の意思を投票という形で表明することが重要になってきます。
「自分の1票では何も変わらない」と考える方もいると思いますが、選挙は国民の1票が集まった結果ですので、選挙には積極的に参加しましょう。

知ってる?投票所の工夫

1.期日前投票所の設置拡充

人口流動が多い地域に複数区対応型の期日前投票所を試験的に設置するなど、利便性向上を目指した取り組みが行われています。 商業施設内への臨時期日前投票所設置も進められており、利用者の利便性を重視しています。

2.混雑緩和の工夫

投票所内の動線改善や施設規模に応じた対応で、混雑を緩和する取り組みが行われています。

3.設備面での配慮

障害者マークやふりがな表示など、多様な人々が利用しやすいバリアフリーな環境整備を進めています。 また、順路案内やエチケットラインの設置など、細かな配慮も行っています。

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まとめ

解散総選挙とは、衆議院の解散後に行われる総選挙のことです。総選挙が行われると、衆議院が入れ替わるため、国の未来が大きく動く可能性が高くなります。
ただ、良い方向に動くか、悪い方向に動くかは投票結果次第です。 国民一人ひとりの1票が国を大きく動かしますので、ただ傍観しているだけでなく、自分自身の意見を「投票」という形でしっかりと表明しましょう。

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