医用コンセントとは?色別の特徴や一般コンセントとの違いを紹介!

普段何気なく使用しているコンセント。 実は家庭用だけでなく、医療専用のコンセントも存在しています。 このようなコンセントは「医用コンセント」とも呼ばれており、家庭用とは見た目も機能も全く異なります。
医用コンセントは、医療機器を使用するためのコンセントであり、使用には正しい知識が必要です。
そこで今回は、医用コンセントの特徴や種類について詳しく解説していきます。

医用コンセントとは?

医用コンセントとは、その名の通り医療現場で使用されるコンセントのことです。 人命を左右することがある医療現場において、必要な器具を正常に作動させたり、患者のデータを正しく保存したりといった役割を担っています。

冒頭でも解説したように、家庭用コンセントとは見た目も機能性も異なるため、事前に知識を身につけておくことが大切です。

医用コンセントならではの特徴

医用コンセントには、主に以下4つの特徴があります。

  • ・色分けされている
  • ・接地性能が高い
  • ・強度に優れている
  • ・耐薬品性に優れている

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

色分けされている

一般的なコンセントは色分けがされておらず、基本的にはどれも同じ色、同じ形をしています。
一方、医用コンセントは、白・赤・緑・茶というように色分けがされており、それぞれで機能や役割が異なります。 医療現場では、人命にかかわる措置を行ったり、特別な機器を使用したりすることが多いため、あらかじめ各コンセントの役割や機能を理解しておかなければなりません。

一般コンセントよりも性能が高い

医療現場では、皮膚を通して感電する「マクロショック」と、心臓カテーテルなどから感電する「ミクロショック」が起こりやすいです。 このようなリスクを軽減すべく、医用コンセントには「等電位接地」が施されています。 全ての電位を同じにする工夫が施されているため、絶縁破壊が起こりにくくなり、結果として感電を防ぎやすくなるのです。

強度に優れている

日常的に使用しているコンセントは、比較的耐久性が低く、落としたりぶつけたりすると壊れる可能性があります。
しかし、医用コンセントは人命にかかわる器具でもあるため、強度が物凄く高いです。 ぶつけたり、落としたりしても再使用が可能となっているため、緊急性を要する処置もスムーズに行えるようになります。

耐薬品性に優れている

医用コンセントは、病室や手術室にも設置されています。 このような部屋・スペースでは酸素や二酸化炭素、窒素や笑気ガスなどを使用することが多いです。 医用コンセントは、このような薬品にも耐えられるように「耐薬品性」が強化されています。

医用コンセントの色別の特徴

医用コンセントは、以下のように色分けされています。

  • ・白
  • ・赤
  • ・緑
  • ・茶

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

白いコンセントは商用電源と呼ばれていて、普段我々が使用しているコンセントと同じ役割を持っています。 停電などで電源供給が止まっても、患者の生命に重大な支障をきたす恐れがない部屋・スペースに設置されることが多いです。

赤色のコンセントは、非常用電源とも呼ばれています。
今紹介した白色のコンセントは、停電が起こった際に電気の供給がストップしますが、赤色のコンセントは自家発電装置の回路に接続されているため、停電時も継続して電気が供給されます。

緑色のコンセントは、停電などによって電気の供給が止まっても、すぐに回復するコンセントとして活用されています。
一方、緑のコンセントは「絶対に停電しないコンセント」です。 このようなことから、生命維持装置の電源供給用として使用されます。

茶色のコンセントは、別名「チョコ」とも呼ばれています。 これは、一般的なコンセントとは用途が大きく異なるため、取り扱いには注意が必要です。 というのも、茶色のコンセントは「意図的にアースを取り付けていないコンセント」となっていて、基本的には緊急用として使用されます。

医用コンセントに対応した医用接地プラグ付き電源タップもありますよ。

医用コンセントを逆さまに設置する理由は?

医用コンセントは、逆さまに設置されていることも多いです。
以下、その理由について詳しく見ていきましょう。

短絡防止

医用コンセントが逆さまに設置されているのは、短絡防止のためです。
コンセントがしっかり刺さっていない場合、プラグとコンセントの間に隙間ができ、その隙間に小さな金属帯が落下すると「短絡」という状態になります。 そうなると、一瞬にして大きな電流が流れるため、電源が喪失してしまうのです。 逆さまに設置しておくことによって、アース側が上になり、短絡の危険性が少なくなります。

抜け防止

コンセントに刺さっているプラグの上に何かが落下すると、その衝撃で抜けてしまうことがあります。 この場合、一時的に電気の供給がストップしてしまうため、スムーズな医療行為を妨げる可能性が高くなるのです。
逆さまに設置しておくことによって、プラグが抜けかけてもアースのみが抜けるため、電気供給を続けられるようになります。

抜け防止ロック機能のついた電源コードを使うと、より安心です。

まとめ

医療現場で使用される医用コンセントは、一般的なコンセントとは特徴が大きく異なります。
また、使い方も異なるため適切な医療を提供するためにも、正しい使い方や注意点を理解しておくことが大切です。
特に、医療従事者にとっては必須の知識となりますので、患者の命を危険にさらすことがないよう、しっかりとおさらいしておきましょう。


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